愛知万博閉幕

愛知万博が閉幕…入場2204万人、目標大幅に超える
 121か国と四つの国際機関が参加し、半年間にわたって開かれてきた「愛・地球博」(愛知万博)が25日、閉幕した。
 「自然の叡智(えいち)」をテーマに掲げた21世紀初の国際博覧会には、目標の1500万人を大幅に上回る約2200万人が入場。「環境」をキーワードにした展示やイベントに加え、市民参加や自然体感といった新しい試みも積極的に繰り広げられ、これからの万博のあり方を提示した。
 最終日は閉会式や閉幕イベントなどが行われ、入場者と関係者が一体となって185日間の祭典に別れを告げた。この日の入場者数は24万4052人を数え、開幕からの累計では2204万9544人になった。
 閉会式には2250人が出席。万博名誉総裁の皇太子さまが「多くの人々の一つひとつの感動が、様々な地球規模の問題に立ち向かう大きな動きとなることを心から希望しています」と述べられ、小泉首相は「愛・地球博をきっかけとして、人間と自然が共生する新しい社会が実現することを祈念してやみません」とあいさつした。夜には、「森の精」という設定だったマスコットキャラクター、モリゾーとキッコロが森に帰る演出も行われ、参加国の国旗が降ろされた。
 国内では、大阪万博以来35年ぶりの大規模博となった愛知万博は、地元の海上(かいしょ)の森(愛知県瀬戸市)でオオタカの営巣が確認され、大幅な会場変更を迫られたのをきっかけに、「環境」を前面に押し出した。自然に出来るだけ手を加えず、環境保全の技術を駆使した会場設営が行われた。内外約100の民間団体が参加、延べ10万人を超えるボランティアが運営に携わるなど、市民参加も特徴となった。
 博覧会協会では会場の規模などから1500万人の目標入場者数を設定。最終的には700万人余り上回り、日本で開かれた国際博としては大阪万博(6422万人)、大阪花博(2313万人)に続く入場者数を記録した。
(読売新聞 9月26日2時0分更新記事)

時間とお金があれば行こうと思ったが、結局行かなかったなあ・・・