助っ人が大活躍!

ガトームソンノーヒットノーラン
 ヤクルトのリック・ガトームソン投手(29)は25日、神宮球場で行われた楽天(5)戦で、プロ野球72人目(83度目)のノーヒットノーランを達成した。セ・リーグでは2004年10月4日の阪神井川慶投手以来33人目(36度目)で、交流戦では初の快挙となった。ヤクルトでは1997年9月2日の石井一久投手以来で、前身の国鉄時代を含めて7人目(8度目)。試合はヤクルトが6-0で勝ち、ガトームソン投手は今季4勝目を挙げた。
 ヒーローの元へナインが押し寄せた。楽天の最後の打者・高須の左飛を飯原が捕球した瞬間、神宮球場は優勝したかのようなお祭り騒ぎ。快挙を成し遂げたガトームソンは「(達成の瞬間は)体中に鳥肌が立った。この瞬間は、忘れることができないよ」。高校以来快挙に、試合後も興奮が冷めなかった。
 最速152キロの直球が走った。今年覚えたばかりのスプリットに、スライダー、チェンジアップなど、多彩な変化球にもキレがあった。
 七回、楽天のクリーンアップから3者連続三振を奪った。この瞬間から球場がざわつき始めたが「一回からいけると思ったよ。六回ぐらいから、周りの選手がしゃべらなくなったから意識したよ」。お立ち台で、ヒーローは胸を張った。
 昨年12月にミッシェル夫人と結婚。今年2月には長男・ジャクソン君が誕生した。その最愛の家族が、5月1日に来日。一塁側ベンチの上で、パパの快挙を見守った。
 「ワイフと一緒に過ごせるのが大きかった。昨晩は、ワイフが気を利かせて子供をよく寝かしつけてくれる」と笑った。ウイニングボールを大事そうに握り締め「息子の部屋に飾るよ」。新米パパは瞳を輝かせた。
 来日2年目の今季は、外国人野手を3人起用しているチーム事情で、ゴンザレスとの併用が続いている。26日にゴンザレスが登板予定なため、1軍登録を抹消される可能性が濃厚だ。それでも「何があったとしても、優勝がゴール。チームのために全力を尽くすだけだよ」と、古田ヤクルトにとって頼もしい優等生発言。ノーヒッターが、古田ヤクルトを引っ張っていく。
(デイリースポーツ 5月26日9時38分更新記事)

もう今年は優勝間違いなしですヽ(≧▽≦)ノ